【女性向け】パーマをかける前に考えたいこと
パーマという技術は、かなりデリケートな技術だという事を記そうと思います。
パーマ液は昔と比べて良くなっているのは事実で、様々な髪の毛に対応するようになりました。
カラーリングをしている方にもしっかり対応できるし、パサつきなどのダメージも出来るだけ出さずに施術するといった事が可能になってきました。
が、
それでも限界はあって、例えばブリーチしてます、といった毛は完全にNGですしホームカラーしてます、といった毛もNGなケースが多いです。
その他にも、髪の削ぎ具合だったりカラー・パーマなどの履歴がどんな感じなのか?
またホームケアはどんな感じでされているのか?
そんな事も全て考えた上で施術しなければなりません。
何度かご来店されているお客様でしたら、その辺りの髪の事は把握できているので、特に問題ないのですが、初めてご来店されるお客様は、結構怖かったりします。
まず、非常に多いなーって思うのが、コテでスタイリングしたスタイルをチョイスしてパーマかけてくださいという話。
重ためだけど、くっきりパーマみたいな。
ゴメンナサイ、200%ムリデス
巻いてあるからリッジ感がクッキリ出るのであって、普通にパーマだけだったらダレます、はっきり言って。
なので違うスタイルをご提案させていただくケースが多いです。
そしてロングヘアーでブリーチではないけど明るめのカラーを繰り返しているパターンもお断りさせていただくケースもあります。
正直キケンです
そしてホームカラーをしているケースであれば、かけない方が賢明でしょう。
嫌じゃないですか??
バサバサになって、思ったのと違う!ってなったら。
でもこのケース、結構多いうえに
危険度MAXです。
美容師だからといってなんでも出来るわけではありません。
一時の事よりも、先々の事を考えた方がいいんじゃないか?と。そう思うんですよね。
今後も伸ばしていく予定があるなら、パーマよりトリートメントした方が絶対にいいでしょう。
あとは、髪が削がれすぎなケース。
パーマをかけるうえで、この削ぎ具合も密接に関わってくる問題で重要なファクターです
例えばそんなにダメージしてないけど、削いである髪にかけても、パサついた質感になるんですよね。
経験ありませんか??
パーマかけたら痛んだ。ってこと。
正確に言えばカラーの方が痛むとされてますが、適切な削ぎがされていないと、かなりパサついた質感になり痛んだ感じになります。
そしてキレイなリッジが出ないので、キレイにパーマがかかりません。
なので、出来ればそういった髪にもかけたくはないんですよね。
結局のとこ、思った仕上がりと違うという話になるので。
これらがどれか一つ当てはまるという事でなく、当てはまるケースが複合するので非常に難しいのです。
例えばロングでホームカラーしてて削がれすぎているケース。
ゴメンナサイ、あきらめて下さいm(_ _)m
絶対思ったのと違くなります。
じゃあ毛先どのくらい切ったらパーマかけられますか??
ていうのもよく聞くケースでありますが、だいたい中間部分からダメージしているケースが多いので、2〜3センチ切っただけではどうにもならないケースがほとんどです。
ガツッと切ったらなんとかですが、その場合本来なりたかったスタイルとはかけ離れるでしょうし、イメージと違くなりますよね。
結局のとこ、かけない方がキレイにいられます。
じゃあどうすればいいんですか??
かけてバサバサになるんだったらスタイリングをがんばった方が間違いなくいいなと思います。
5分以内で出来るコテの巻き方などもご説明させていただきます。
初めはみんな上手くいかないものです。そこから上達していくのですから。
一緒に上手くなっちゃいましょうよ!と思うのですよね。
そうして、ご自宅でスタイリングしつつ髪をいたわりつつ、というのをがんばってもらってからやっとパーマをかけられるコンディションに持っていけるのです。
道のりは長いですが、絶対に満足いく仕上がりになると思いますよ!
何が一番大事かで考えたときに、やっぱりキレイな髪であって欲しいという思いが強いので、危険な賭けはやめるべきだと思うんですよね。
単純に言っちゃえば手触りがいい方が自分も嬉しいし、ツヤがある方が周りも褒めてくれますよね?
パーマをかける前はぜひ信頼できる美容師さんにご相談してみて下さい。
絶対に力になってくれます。
最後までご覧いただきありがとうございました!