「お湯加減いかがですか」って聞くけど、それ本当に思ってる?
シャンプーするときの話。
「お湯加減いかがですか?」
って聞かれますよね。
聞きなさいと教わってきたし、教えてきました。
当たり前の様に。
でも、よく考えてみると別にいらなくねえ?とも思っちゃう事もあるんですよね。
聞くのただ面倒なだけじゃん!とか思われるかもしんないすけど、お湯を当てる前に、すでに自分の手で確認してるわけなので。
熱いな、ぬるいな、冷たいな、とか感覚でわかった上でシャワーを当てる。
人それぞれ好みの温度があるので、このお客様は熱めが好きだとか、ぬるめが好きだとか
を考えて、温度調節をする。
そしてシャワーを当てる。
この考える気持ちこそ、大事なんではないでしょうか?
「お客様想い」なんじゃないかと、そう思うんですよね。
その上で、「聴く」なら全然OK。
と思うんですよね。
聴くと聞くのは、全然違います。
心に問いかける方の意味での「聴く」
もう一方の意味の「聞く」は、悪い言い方をすれば「流す」という風にも思うので、正直耳障りなだけです。
さらっと聞いて「大丈夫です」って返事が返ってくるのを待ってるでしょ、お前。
みたいな。
これは「訊き方」が重要な部分ですね。
例えば某店舗で、初回から「お湯加減大丈夫っすかぁー?」と聞かれたりする事ありましたけど、出来ることならロメロスペシャルですね。
ちょっと上あげますねー、からのロメロスペシャル。
さておき大丈夫じゃないけど、大丈夫って言わされる感覚。とでも言うのでしょうか?
めんどくさいから、大丈夫。
って答えちゃう。
そんな感じ。
なので、僕個人も本当に気をつけなきゃいけない部分だと思います。
その人の事を考えて聴くなら良し。聞くなら聞くな。
と、そんな感じですね。
僕らにとっては毎日の事だけど、お客様からしたら2、3ヶ月に1回の事なので、その1回が変だったりしたらどう思うでしょう?
毎月ご来店されるお客様でもそうですし、半年に1回ご来店されるお客様でも同じです。
毎日の事で慣れて、自分の中でマニュアル化された事を「聞く」
マニュアル通りにやって、喜んで下さる方がどれくらいいるでしょう?
ほぼいないんじゃないでしょうか?
何も響かないし、やらされてる感を感じてしまう。
接客業の難しい所でもありますね。
一つ思いましたけど、お湯加減、力加減も全てお任せで!!って言ってもらえた方が、俄然気合いが入ります。
言われた事はないですけど、自分の持てる技術を発揮したいと思ってしまいます。
信じられないかもですけど、その人の頭皮を触ってるとどんなシャンプーが好きなのかがなんとなくわかるんですよね。
強めがいい、弱めがいい。とか。
稀に読み違える事もありますが。汗
なので、必然的にその人の事を考えてシャンプーする様になりますよね。
結果、心のこもった技術になる。という事。
今後シャンプーされる際は、「シャンプー中に聞かれるのが苦手なので、お湯加減や力加減はお任せします」とやんわりと言ってもらうと、任された本人が、色々あなたの事を思ってシャンプーして下さると思います。
やんわり言うのかポイントです。
え、怖い人なのかな??と思うと、萎縮して本来のパフォーマンスが発揮出来ない恐れがありますので。
美容師も人間なので。。
【まとめ】
まるで心のこもってる人がいないみたいな感じの内容になりましたが、ごく一部なのでご安心を。
大概は「聴く」人がほとんどで、雑に扱う人の方が少ないです。
そして、お任せするのはオススメです。
試してみてもいいのではないかと思います。
賛否両論あると思いますし、また僕自身書いていてマニュアル化しないよう気をつけようと思いました。
長くなりましたが、これで失礼します。