財布を落とした話。
1週間前のあの日。
私はいつも同じバックのポケットに財布を入れているのだが、チャックがきちんと閉まっていなかった事から話は始まった。
ありゃ?ひょっとして…??
財布を取り出そうとしたらない事に気づいたが、割と慌てずにこう思った。
「きっと、職場に忘れてきたのだろう」
そのバッグのポケットには、通帳も一緒に入れていたがそれは無事だったので、余計にそう思った。
そして、前にも似たような事があり職場に忘れてきた事があったので確信に近い思いがあった。
そう、財布だけ落とすわけがない。
その日は少し寄り道していたのだが、面倒だが一度職場に戻るか。。などと考えていた時に、携帯にメッセージが入る。
な、なんと!!!
財布をしっかり落としていたようである。
とりあえず、交番に届けられていた事がすでに奇跡的。
が、しかし、クレジットカードやら銀行のカードやら免許証なども入っているので、一切の油断は許されない。
ていうか、財布を落とす事自体が油断しすぎなので、いまさら何を?みたいな所もすでにある。
まずは与野の交番へ電話。
そして交番へ。
財布の特徴や中に何が入っていたか細かく聞かれる。
1000円札が6枚、銀行のカードが2枚、免許証が…、などと説明し、
返してもらった財布を見ると、何一つ抜き取られずにそのままの状態であった。
全てが無事だった。
そして拾ってくださった方、何の謝礼もいらない。と警察に伝えたそう。
こんな何も被害がなかった事が奇跡なのに、名も知らぬ貴方に、何もお礼出来ない事が私には申し訳ない気持ちになるのです。
どこかで、何かのきっかけで、このブログを見る事があるかもしれません。
なので、この場を借りて伝えさせてもらおうと思います。
見つけてくれて、そして届けてくれて、本当にありがとうございました。
本当に、助かりました。
心より感謝いたします。ありがとうございます。
そして、その翌日。
熊本で地震が起きた。
熊本は友達が住んでいる所で、SNSですぐに安否は確認できたので、まず今の時代に感謝。
SNSで近況を報告して今も前向きに生きている様子を見るだけで胸が熱くなる思いです。
それでも自分にとって、どうしても対岸の火事みたいな感じになってしまうのだけど、
ニュース見てても、うわ〜ってなるだけなんだけど。
拾ってもらった財布の中には6000円か。
偽善と思われようとも、構わない。
受けた恩の返し方がわからないから、こういった形で恩を送らせてもらうのみ。
この募金が誰かの私腹を肥やすためのものではなく、きちんと熊本に活かされる様に切に願っております。