美容師のお仕事について、少し考えた夜
美容師って仕事って、考えるとめちゃくちゃキツくないですか?
そんな問いをいただいたので考えてみました。
立ち仕事だし、お客さん相手だから失敗は出来ないし、手は荒れるし、夜は遅いし、休み少ないし、華やかそうに見えても裏方の仕事だという風に言われたりしますね。
確かにそうかもしれないねと思う部分もあるにはある、、、もちろん。
まず美容学校を出たばっかりの時って全く使い物になりません。
先輩に技術を教わりながら、先輩の仕事をアシストするアシスタントとして過ごしていく感じになるのですが、この期間というのは色々大変です。
完全に半人前のひよっこの状態なので、接客のダメな所や技術のダメな所を営業中や終礼で注意されて夜は毎日レッスン。
そして自分の入った技術のチェック(ex,シャンプー、カラー、パーマ、ブロー等)をするのが、とにかく怖かったです。
特にパーマを一緒に巻かせてもらった時には、本当によく注意されました。
短い毛を巻くのが難しくて、なかなか巻けずにグダグダやってたり、ようやく巻けてもグチャグチャだったりすると全て外されたり。。
そんな時に、パーマどうでしたか?
と聞きに行かなきゃならなかったりするんですよね。
(巻けていないのに)どうもこうもないよね?
だったり、
何も言う事はありません(もちろん、悪い意味で。)
だったり。
はい、、、スイマセンデシタ。。。としか言えない。
もう失敗はできないぞ!次は必ず!と思うので、もう一度チャンスが来ると今度は気負い過ぎや緊張で手が震えて使い物にならず、また怒られたり。
今考えてみれば、思った以上に出来なくても仕事を任せてもらえたりするのですから、どの先輩も偉大でした。その当時は、コンチクショウ!等と思う事もありましたが
そんな感じで褒められる事よりも、怒られる事の方が圧倒的に多かったですよね。
メンタル的にも結構やられそうになる事も多かったです。
もう、、辞めたい。。
と、思う日も何度あった事か。
実際に違う仕事しよう、と思って一度辞めましたけど
最終的にカットに合格すれば、俗に言うデビューという事になるんですが、初めて担当した方は今でも鮮明に覚えてます。
手の震えがとまらなく、会話も右から左状態
これまた恐ろしいですけどね。
予約が入る度に緊張して、お客様の来店5分前には高見盛の様に気合いを入れる日々。
最初のころ、そんなに技術があるわけでもないのでとにかく一所懸命にやります。
冒頭でも述べた、お客様相手なので失敗は出来ないという気持ちがあるので。
そんな中で一所懸命やった事が喜ばれるのが本当に嬉しくて、そして指名もいただけるとなお嬉しい。
やっぱり喜んでもらえる事が一番嬉しい瞬間であり、やっててよかった!って心から思える時なんですよね。
本当に美容師冥利につきます。
アシスタントの時は辛かったりですが、今まで育ててくれた先輩方に感謝の気持ちでいっぱいになります。
さらに技術を表現して指名をいただけるようになると、どんどん楽しくなるのが美容師のお仕事です。
まぁ偉そうに言っても現状で僕もまだまだなので、もっと仕事に対して真摯に取り組む必要はありますけどね。
- 結論!
ざっくり言うと最初のうち、確かにキツイけど段々楽しく、どんどん楽しくお仕事できます。
今はキツイと思う事、ないです。多分
そしてとにかく現役プレイヤーでいたいと思います。
喜んでいただける様、感動を与えられる様、日々過ごしていきたいと思います。
長くなりましたけど、お付き合いいただきましてありがとうございましたm(_ _)m